アイルランドの南部の中核都市コークから、一日観光バスに乗ってケリー周遊路にでかけました。
普通、一日観光ツアー Day Tourは、朝食と夕食はついていませんが、さすがに昼食は取ります。
取りますと言っても、日本の観光バスは昼食付きですが、アイルランドやイギリスの一日ツアーは、昼食のパブやレストランなどに連れて行ってくれるだけで、そこで注文は自分でして当然代金も自分で払います。
Thatch Cottage Restaurant at Ring of Kerry
自分の好きなメニューを注文して、食べられるだけ食べるのですから、合理的といえば合理的なのですが、料理事情などを知らない国でどうやって注文するかが問題です。
しかし、日本の観光地の食事処のようにメニューはそうバラエティには富んでいませんので、最悪、フィッシュアンドチップスやサンドイッチなどで適当に食べればいいのです。
Thatch Cottage Restaurant at Ring of Kerry
ケリー周遊路で昼食に寄ったThatch Cottage Reatarurannt もアイルランドの田舎のレストランですから、と言うよりもパブみたいなものですから、その作戦でいこうと思って注文の列に並んでいたいたら、「IRISH STEW+BROWN BREAD €10.90」と書いてあるプレート目にとまりました。
Thatch Cottage Restaurant at Ring of Kerry
11ユーロ、約1,300円くらいですから、これも悪く無いと思ってアイルランド風シチューにすることにしました。
アイリッシュシチューとは、アイルランドの国民食とも言われているくらい一般に知られている料理です。
通常は、羊の肉、玉ねぎやジャガイモをひたすら煮込んで作りますが、ギネスビールも入れるのも普通です。
私も何回かダブリンでアイリッシュシチューを食べましたが、ドミグラスソースで煮込んだような感じです。
このレストランのアイリッシュシチューは、クセもなく美味しく食べることができました。
アイリッシュシチューのレシピは、各家庭毎に異なり、いわゆるおふくろの味のひとつです。
ちなみに、観光バスが故障して救援のバスが来る間に昼食を取ったのがこのレストランで、待つ間に駐車場でアイリッシュサイクリストの勇姿をビデオで撮影しました。
ところで、アイリッシュシチューがまわり回って、日本の肉じゃがになったという説もあり、日蘭共通のおふくろの味かもしれません。
なお、アイリッシュシチューを家庭でも作ってみたいという方は、左の写真の松井由美子さんの家庭で作れるアイルランド料理が参考になると思います。
また、イギリスでもパブやレストランでアイリッシュ・シチューを提供してくれることがよくあります。
アイリッシュシチューといえば、名匠ジョン・フォード監督とジョン・ウェイン主演の映画「」が、アイルランドのゴールウェイの近くのCorofin村でロケが行われましたが、その小さな村の食事風景で出てくるのがアイリッシュシチューです。
参考ですが、福岡市でアイリッシュシチューが食べられる店は、中央区舞鶴にあるガストロパブエールズです。
その他、アイリッシュパブと称するところは、基本的にはアイリッシュシチューを提供するはずです。提供してなければ、もはやアイリッシュパブとは名のれないでしょう。
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◯ The Thatch Cottage Restaurant
Strandsend Caherciveen Co.Kerry Ireland
00 353 (0) 66 9472316