2013年6月23日、ロンドンのNew SouthgateにあるB&B Bay Tree Houseに私は滞在していました。

明日には、アイルランドへフェリーで出発するというのに、首都のダブリン以外にアイルランドのどこに行くのか未だわからない状態でした。

昨日宿泊したロンドンのB&B Wynchgateのサビヤさんによると、Bay Tree Houseの人たちは、アイルランド人だから、どこが良いのか聞いてみたらとのアドバイスを受けていました。

そこで、Bay Tree Houseのジャニスさんに聞くと、アイルランドで行くべき場所を3ヶ所教えてくれました。

その中の一つが、Ring of Kerry ケリー周遊路でした。

ケリー周遊路とは、アイルランド南部の主要都市コーク Corkからも近いアイヴァラ半島を海岸沿いに1周する道路のことです。

Ring of Kerry map

海岸沿いの景観が素晴らしいことで有名です。

キラーニー KIllarneyという町を出発点にして戻ってくるのが一般的なルートです。

1週間後の6月30日、私はコークから一日観光バスに乗ってケリー周遊路に行きました。

順調に周って、昼食を取るためにバスが立ち寄ったThe Thatch Cottage Restaurantで事件が起きました。

バスの一番前に陣取っていた私は、運転手兼ガイドが、ヤッコラセ、ヤッコラセと力を入れてハンドルを回しながら駐車するのに気づきました。

そして、アナウンスがあり、バスのハンドルが故障したので、救援のバスが来るまで昼食後はそのまま待っていてほしいとのことでした。

Ring of Kerry bus故障したバス

そもそもこのバスは、白一色でバス会社名も何もない得体のしれないバスでしたが、無印悪品を地で行ったようなもの。

たまたま昼食会場のレストランで壊れたのが幸いでしたが、コークから救援バスが来るのならば2時間くらいは覚悟したほうがよさそうでした。

Thacth Cottaage Restaurant 昼食のレストラン Thacth Cottage Restaurant

ほとんどの乗客は、レストラン内で暇をつぶしていましたが、私は外の駐車場に出ることにしました。

駐車場の横の道路を挟んで向こう側に素敵な民家もあるので写真を撮ることに。

するとレストランが駐車場の隅に奇妙な看板を置いていることに気づきました。「注意 あなたの安全のために忠告しますが、高速道路を横切らないようにしてください」と書いてあります。

Thatch cottage restarurant noticeレストラン駐車場の看板

高速道路も何も、駐車場の前は、普通の2車線の田舎の道路です。

しかし、すぐに意味がわかりました。車がえらい速さでかっ飛んでいるのです。

この動画はハイビジョン撮影のため、動画再生中に画面にカーソルを当て、下部に現れるバーの右端、【】をクリックするとフルスクリーンモードに拡大されます。
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注意して、決死の思いで道を横切ると、すぐに制限時速100キロの標識が目につきました。

民家の門の前の道路が、100キロの高速道路なのです!

Ring of Kerry民家の横の100キロ規制の標識

民家の写真を撮って、また、レストランの駐車場に高速道路を横切って戻ることにしました。

しかし、要領がわかりました、100キロもの高速で走る自動車は、ずいぶん遠くからゴーという走行音が聞こえてくるからです。だから、音がしてない時に渡れば良いようです。

駐車場に戻ってぶらぶらしていると、自転車が1台やってきました。

こんな高速道路で自転車?と思いましたが、たしかに自転車です。

ケリー周遊路は、サイクリングでも有名だったのです。

Cyclists Ring of Kerry

キラーニーを出発し、車では3時間程度の周遊路ですが、何しろ時速100キロですので、自転車では宿泊しながら3日が標準的なルートだそうです。

しかし、強烈なアップアンドダウンやカーブも多く、おまけに時速100キロの区間のほうが圧倒的に多いケリー周遊路をサイクリングで周るなど日本人の感覚からすれば命がけにもほどがあります。

Cyclist Ring of Kerry

ところが、見ていると続々とサイクリングの人達がやってきます。10分~20分に1回は来るような感じです。

おまけに近くの住民夫婦が、犬を連れてのんびりとこの道沿いを散歩しているのですから、恐るべしアイルランドです。

Female cycrist Ring of Kerry女性サイクリスト

まあ、生まれつきこのような環境で育てば、これが普通なのでしょうが、日本の40キロ規制の世界からするとアイルランドは異常ですが、チンタラチンタラ田舎道を車が走る日本にアイルランド人が来るとこの世のものとは思えない状況なのでしょう。

何が異常で何が普通なのか、旅の醍醐味はこのようなことが体験できることでしょう。

しかし、無印悪品のバスが故障したおかげで、待つ時間ができてその間にアイルランドの勇敢なサイクリストを見て、撮影できました。

禍福はあざなえる縄の如しで、一時のトラブルに一喜一憂しても仕方がないということですね。

なお、昼食をとったレストラン名は、The Thatch Cottage Restaurantと言いいますが、草葺きの屋根のレストランといった意味で、昔ながらの風情があります。

(参考)
サイクリストたちの写真は、全て動画から切り取ったスナップショットです。動画を撮りながら静止画は撮影できませんので。逆に、このテクニックを使うとシャッターチャンスを逃しません。

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◯ The Thatch Cottage Restaurant

Strandsend Caherciveen Co.Kerry Ireland
00 353 (0) 66 9472316


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