イギリスのビールは熱処理をしていなくて、美味しい味を活かすために日本のビールのように冷たくはありません。
秋に向かう季節にも合うビールとも言えます。
イギリスのビールのナンバーワンを決めるイベントが8月にありました。
毎年、6万人に近い人が訪れるのが、「Great British Beer Festival 2014 – Campaign for Real Ale」です。
会場は、Olympia Londonでアールスコート駅の近くです。
会期は、2014年8月12日~16日まででした。
毎年、夏になるとこのイベントは開催されており、会場には各種エール、アップルサイダー、ペリエなど世界のビールが並べられ、本物のイギリス・エールからヨーロッパ・ラガーまで楽しむことができます。
会場の中は、昼間から人がいっぱいです。
500近いビールが参加して、この中からビールの専門家たちがNo.1ビールを決めるということになります。
イギリスのビールだけでなく、世界中からも参加しており、日本からは焼酎の樽で作ったビールでアルコール度は8%と高めです。
今年のナンバーワンとなったビールは、「Timothy Taylor’s」です。
Photo by Mark Fletcher
実は、同フェスティバルのビールカテゴリーは実に様々あり、総合で1位となったのがTimothy Taylor’sです。
総合とその他のカテゴリーの入賞者は次のとおりです。
◯Overall winners-
Gold – Timothy Taylors, Boltmaker
Silver – Oakham, Citra
Bronze – Salopian, Darwin’s Origin
Salopian Photo by wonker
◯Mild category-
Gold – Bank Top, Dark Mild
Silver – Branscombe Vale, Mild
Bronze – Castle Rock, Black Gold
◯Bitters category-
Gold – Timothy Taylor, Boltmaker
Silver – Mighty Oak, Captain Bob
Joint Bronze – Flowerpots, Flowerpots Bitter & Sambrook’s Wandle Ale
◯Best Bitters-
Gold – Salopian, Darwin’s Origin
Silver – Red Willow, Directionless
Joint Bronze – Purity, Mad Goose & Langton, Inclined plain bitter
◯Golden Ales-
Gold – Oakham, Citra
Silver – Hawkshead, Cumbrian Five Hop
Bronze – Salopian, Hop Twister
◯Strong Bitters-
Gold – Church End, Fallen Angel
Silver – Blue Monkey, Ape Ale
Bronze –Loch Ness, HoppyNESS
◯Speciality Beers-
Gold – Saltaire, Triple Chocoholic
Silver – Offbeat, Way Out Wheat
Bronze – Peak Ales, Chatsworth
このように、日本のビールの単純さとは異なり、英国のビールは実に細かくジャンルがあることがお分かりだと思います。
また、ビールは冷やして飲むものだと日本では思われていますが、それぞれのジャンルの飲み方があり、必ず冷やして飲むものではありません。
どのビールもなかなか日本では飲むことができないので、イギリスに旅行される機会があれば、これらのビールをお試しになってはいかがでしょうか。