ナローボート AT EASEでは、B&Bクルーズの1泊2日コースでお世話になりました。
夕方4時半に出発して、翌朝11時半に戻ってきますので、その間は出発日の夕食と翌日の朝食が出ます。
夕食は、停泊地近くのパブでいただきました。
ナローボートのキャビンに泊まっていて、起きると朝食が用意されます。
つまりボートの中で朝食が準備され、キャビンのテーブルで朝食をいただくことになります。
ナローボートのキッチンで、アンディさんとあつこサンが二人で作ってくれます。
出てくるのはもちろん、フル・ブレックファスト Full breakfastです。
フル・ブレックファストとは、イギリスの伝統的な朝食のことです。
イギリスのホテルやB&Bに宿泊すると、だいたい朝食はこのフル・ブレックファストです。
フル・ブレックファストも、食べる地域で名称が変わり、イングランドではイングリッシュ・ブレックファスト English breakfast、スコットランドでは スコティッシュ・ブレックファスト Scotish brekafast、アイルランドでは アイリッシュ・ブレックファスト Irish breakfastなどと言います。
ナローボートでの朝食は、イングランドですからイングリッシュ・ブレックファストになります。
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イギリスの料理は不味いものと定評があるようですが、このフル・ブレックファストはそんなことはなく、しばしば一番美味しい料理としてあげられます。
サマーセット・モームは、「イギリスでおいしい食事がしたければ、1日に3回朝食を取ればいい」などと皮肉たっぷりに言っています。
ヨーロッパ大陸の朝食、例えばフランスの朝食などはコンチネンタル・ブレックファストと言い、パンとコーヒー主体の朝食なので、フル・ブレックファストのほうが圧倒的に嬉しい朝食です。
日本の旅館等での朝食が、御飯と味噌汁、海苔、焼き魚、納豆、漬物、卵などと定番なものが出てきます。
同じように、イギリスのホテルやB&Bなどのイングリッシュ・ブレックファストもだいたい提供されるのは同じようなものです。
ナローボート AT EASE でもそのお決まりのメニューが提供されます。
飲み物は、紅茶かコーヒーでどちらにするか聞いてくれます。紅茶ならばもちろん、ミルクティーにします。
私に用意していただいた卵料理は、目玉焼です。
普通、イギリスの朝食の卵料理は、目玉焼き、スクランブルエッグそしてポーチドエッグなどを選ぶことができます。、
ベーコンは、日本のベーコンのように薄いものではなく,かなり厚めのベーコンで幅もあります。
ソーセージは、大きめで外はパリっとしていて、中は柔らかく若干塩味が強めです。
ビデオや写真では、豆の煮たのが写っていますが、これはベイクドビーンズ Baked beans と言います。焼いた豆と訳されるもので焼いたものもあるようですが、実際はトマトソースで煮たものが圧倒的です。
トマトもありますが、これは生ではなくてソテーにしてあります。
一番わかりにくいのが、右端に写っている黒い丸いものですが、これは実はキノコでソテーしたものです。
珍しいキノコのソテーで、普通はお馴染みのマッシュルームが使われます。
あと、テーブルにはミルク、ジャム、バター、フルーツなどが並びます。
パンは、よくあるのはイギリス独特の食パンなのですが、AT EASE ではクロワッサン、丸パンなどを出してくれました。
これだけのものを、ナローボートの狭い船内で用意してくれるのですから大満足の朝食が味わえます。
ナローボートでの朝食は、ホテルやB&Bの朝食とはまた、異なる雰囲気の中でいただきますので、これだけでもナローボートを利用する価値があると思います。
この記事を皮切りに、以降、マナーハウスホテルを始めとする色々なホテルやB&Bの朝食も紹介するつもりですので、ご期待ください。
ナローボートでロンドンの運河クルーズを手軽に体験できます。
ナローボート AT EASE号でのイングリッシュブレックファストはいかがでしたか?
ナローボートの船内でいただく朝食は格別なものがありました。
さて、ナローボートで朝食はチョット無理ですが、手軽にナローボートの運河クルーズを楽しめます。
それもロンドン市内で。
1日のロンドン観光ツアーに1時間のナローボート運河クルーズが組んでいます。
午前中は、イギリス人のお宅でお菓子作りかアフタヌーンティーのレッスンを受けて、午後は映画「ノッティングヒルの恋人」にも出てくるハムステッド・ヒースの「ケンウッド・ハウス」に行き、その後カムデンタウンからリトルベニス間をナローボートで1時間ほど運河クルーズします。
日本語ツアーですから、手軽にナローボートを知る絶好のチャンスです。