2015年6月18日、イギリス南部の街、ライ RYe からロンドンに戻ってきました。
晩ごはんには、久しぶりに和食ということで博多ラーメンをいただくことにしました。
私は、福岡に住んでいますので、博多ラーメンでもないのでしょうが、ロンドンのグルメとして博多ラーメンがどんな風にいただけるのか、また、ロンドンの豚骨ラーメンブームもこの目で見てみたいという思いもありました。
ロンドンでラーメンブームが起きているという話ですが、そのラーメンが醤油でもなく、味噌でもなく豚骨なのです。
2015年5月ころのデータでは、イギリスのラーメンブームでも、店舗はロンドンに集中しており、6軒くらいはあるそうです。
ロンドンのラーメン文化は比較的新しく、2012年頃から始まりました。
火付け役と言われたのが「麺屋 一点張」です。
大阪堺市の塩ラーメン専門店「龍旗信」がピカデリーサーカス駅から徒歩1分の場所でオープンしました。
その後、2014年秋頃から、ラーメン店の進出がはじまり、「一風堂」、「金田家」そして「昇竜」といった福岡を本拠地とするラーメン店がロンドンに出てきました。
この頃からロンドンのラーメンブームが起こり始めました。
特に、一風堂と金田家は、ビデオでご覧のように通りを挟んで対峙するように店舗があります。
6月15日の夕方、ロンドンのホテル、ライムツリーホテルがあるビクトリア駅から歩いて、バッキンガム宮殿の横を通り、トラファルガー広場、チャリング・クロスロードを北上し、地下鉄トッテナム・コート・ロード駅付近まで。
ロンドン一風堂のあるセントジャイルズストリートは、駅から南西に数分も歩くと到着します。
大きな商業ビルの1階にロンドン一風堂はあります。
セントジャイルズハイストリートを挟んで、それこそ目の前には同じ福岡のとんこつラーメン店「金田家」があります。
よりによって、福岡のラーメン店同士が道を挟んで出店しなくても良さそうなものをと思ってしまいます。
金田家が先に進出していましたので、後から一風堂が殴りこんできたといった形です。
一風堂は、外観からも店舗内部でも、かなりおしゃれな作りをしていて、とてもラーメン屋とは思えない風情でカフェみたいな感じです。
店員さんもほとんどすべて外国人で、日本人の店員は見かけませんでした。
テーブル席とカウンター席があり、私はカウンターに座りました。
すぐメニューを持ってきてくれましたが、日本語と英語で併記されているので若いりゃすいのですが、日本語は1行のメニュー名だけで、ラーメンの説明文は英語です。
豚骨ラーメンの一番安いのが白丸元味で10ポンド、赤丸新味とからか麺はともに11ポンドですから、ほぼ2,000円以上です。
物価高のロンドンですが、ラーメン一杯が2,000円ですから普通の日本人には高いと思ってしまいます。
でも、ハイドパークの立ち食いホットドッグ一個が900円ですから、それなりにバランスは取れているのかもしれません。
ラーメンを目の前のカウンターの奥で作ってくれますが、外国の方しかいません。
日本でラーメンを食べたことがあるのかなと思って心配になります。
でてきた赤丸新味は、普通のラーメンでした。
ロンドンで普通のラーメンが食べられることこそ、10年前には考えられもしませんでしたから、これはこれで素晴らしいことなのかもしれません。
食文化が違うので、麺、チャーシューなど日本から持ってきているのかなと思いますが、以前、テレビで豚骨スープに使用する豚骨自体も日本とは異なり、かなり前準備に手間がかかると言っていました。
東京の人でも、福岡の豚骨ラーメンは臭くてかなわんという方も多いのですが、ロンドン・イギリス人にとっては、本来、クリーミーなスープを好むという伝統があり、さらにヘルシー志向があり、日本食はヘルシーであるという考えていることから、総抵抗なく受け入れられブームになっているようです。
私も、興味本位からロンドン一風堂のラーメンを食べてみましたが、一杯2,000円では再訪は無いと思います。
3 Central Saint Giles Piazza
Saint Giles High Street
London WC2H 8AG
Telephone: 020 7240 4469
Opening Hours
Monday to Friday: Lunch: 12:00pm – 03:00pm & Dinner: 05:00pm – 10:30pm
Saturday and Sunday: 12:00pm – 10:30pm