アイルランド ダブリンからニューグレンジ古墳とタラの丘 日帰りバスツアーに参加しました。

2013年6月24日、ロンドンからVirginの特急列車でホーリーヘッドに行き、そこからはIrish Ferryでダブリンに到着しました。

ダブリンのRathmineにあるTravelodgeホテルに泊まりました。

翌日25日は、トリニティカレッジなどのダブリン市内観光をしましたが、26日は空きそうなので郊外にバスツアーで出かけることにしました。

ダブリンからの日帰りバスツアーとしては、ダブリン南にあるグレンダーロッホ渓谷の山登りと初期教会の跡を見物するか、ニューグレンジの古代遺跡とタラの丘に行くか大きく2つの選択があります。

私としてはどちらでも良かったのですが、以前見たテレビ番組でニューグレンジとタラの丘をしていましたので、どちらかと言えば馴染みのあるニューグレンジの方にでも行ってみようかと思いました。

後で、調べてみるとニューグレンジとタラの丘のほうが、アイルランド近郊の見どころとしては大定番のようですので、どうしてもグレンダーロッホという方以外はニューグレンジのツアーをオススメします。

ホテルの部屋からインターネットで調べてみると、Mary Gibbons Toursのサイトがあり、Newgrange Tours by Mary Gibbonsのページからオンラインで予約できそうなので、早速アクセスしメールで申し込みました。

するとすぐに回答があり、空き席があること、Suffork Stのピザハットの外で10時15分に集合すること、料金の35ユーロの支払いはバスですることなどが書いてありました。

翌朝、10時頃には指定されたピザハットに行きました。ここは、ダブリンの中心部で、観光案内所があるすぐ近くでした。

このバスツアーに参加する人たちも多くいました。

やがて、バスが来たので乗り込みましたが、ここでトラブル発生。

ニューグレンジ日帰りバスツアー
当日のバス

というのも昨日のメールに、「Please confirm this booking today」の一文がありましたが、これはメールを受け取ったら、確認のため返信せよということでした。

私は、この一文を見逃し返信しなければならないと思っていませんでしたので、返信しなかったので、予約は確定していなかったのです。

バスの中で係の方は、満席にならなければ大丈夫だということで、バスの席で待っていました。

やがて、大丈夫ですとの連絡があり、バスツアーに参加できることになりました。

ロンドンの予約なしのグリニッジへの半日バスツアーと同様、現地で参加が確定するという羽目にまたなりました。

やがて時間通りにバスは出発しました。英語使用のツアーのため、日本人は私一人でした。

ニューグレンジは、ダブリンから北西の約60kmくらいのところにあります。

1時間ほどで、ボイン川流域の古墳地帯に着きました。

バスから降りて、緑の丘のような古墳を見学しました。古墳の見学で、それも外から見るだけですので、知識がなければあまり面白いものではありません。

その後、本命のニューグレンジへ。

ニューグレンジ
ニューグレンジ

入り口でワッペンのようなものをくれ、そこにはバスの到着時間が書いてあり、服に貼り付けるように言われます。施設側の整理に使うようです。

入口付近で、施設側の女性ガイドの説明があり、ワッペンのグループごとに古墳の中に入っていきます。

懐中電灯を持った別の女性が説明してくれましたが、冬至の日、このくらい真っ直ぐな通路に太陽光が一直線に差し込み、一番奥の墳室を照らすそうです。

5000年以上も前の古墳にこのような仕掛けをしているのですから、人間の知恵の凄さを思い知らされました。

午後1時頃には、昼食場所である「Newgrane Farm」に着きました。

このツアーは、昼食代は入っていなくて、食べたい人は自分のお金で注文します。

私は、パンとビールのシチューにしました。いわゆる観光客向けの食事であまり美味しくはありません。

ただ、このファームには、農場らしくジープに収穫物を乗せる牽引車がありました。

その後、昼食後農場を出発し、タラの丘 Hill of Taraに向かいました。

タラの丘は、これまたほとんど何もない小山ですが、アイルランド人にとっては精神的な拠り所となっています。

マーガレット・ミッチェルの名作「風と共に去りぬ」の映画の最後で、スカーレット・オハラが「タラに帰ろう」といいますが、このタラがアイルランドのタラの丘なのです。

アイルランドの古代の聖地、伝説の土地がこのタラの丘で、スカーレットのようなアイリッシュ系アメリカ人にとっても、ここは特別な所です。

しかし、そのような文化的、歴史的背景を知らずにタラの丘に来ると、なんじゃこれはということになります。

また、紙片が梢に結び付けられている妖精の樹もあります。

妖精の樹
妖精の樹

このタラの丘を最後に、バスはダブリンに夕方5時頃帰り着きます。

なお、私のように馴れない英語で、ドジを踏んでバスの中で乗れるかどうか待つことがないように、できれば下のリンクから日本で日本語で予約されることをオススメします。

日本語ガイドは、英語ガイドの4倍ですので、前もってサイトや本などで下調べしておけば英語のガイドでも良いのではないでしょうか。

◯ 日本語ガイド 130ユーロ
日本語で巡る☆世界遺産ボイン渓谷遺跡群&タラの丘<終日/昼食付/ダブリン発>

◯ 英語ガイド 34ユーロ
世界遺産ニューグレンジとタラの丘日帰り観光ツアー<4月~10月/ダブリン発>