今日は、ダブリンから午前9時発の長距離路線バスでアイルランドの西海岸にあるゴールウェイという街に来ています。
4時間ほどかかり、午後1時には街の中心部のバスターミナルに着きました。
人口6万人ほどの街なので宗像市よりちょっと小さいくらいです。
なぜ、ゴールウェイに来たかの理由ですが、アイルランドの旅行ガイドを見ていたら、アイルランドで見るべき街のナンバー3が、ダブリン、ゴールウェイ、コークと載っていたという単純なものです。
そうそう、この街の出身で有名な方が、映画「アラビアのロレンス」のピーター・オ’トゥールです。
アイルランド人の名前には、オ’がつく人が多くいます。
古くは、映画「ある愛の詩」のライアン・オ’ニールなどもそうだと思います。
昨日、ダブリン近郊にある「タラの丘」に行きました。
なんという事もないただの丘ですが、世界に移民として渡っていたアイルランド人にとっては、魂の故郷ともいうべき大変なところだそうです。
風と共に去りぬの最後のスカーレットの名台詞 「Tara! Home. I’ll go home. And I’ll think of some way to get him back. After all.、tomorrow is another day.」
日本語訳 「タラがあるわ!故郷よ。そして彼が戻ってくる方法を考えればいいわ。だから明日は別の日になるのよ」
「明日は別に日になるのよ」は、「明日は明日の風が吹く」のほうがわかりやすいと思いますが。
スカーレット・オ’ハラは、アイルランド系の移民の家族です。
自分の家の牧場にも父親が「タラ」と名付けており、この自分の牧場のタラとアイルランドのタラの丘を重ねあわせて、この名台詞がでてきたようです。
このような歴史的背景やアイルランド人の心情を知らない限り、まことにただの丘で世界3大ズッコケ名所と言われているブリュッセルの小便小僧、コペンハーゲンの人魚姫、シンガポールのマーライオンにも負けないほどの丘でした。