6月24日にアイルランドの首都ダブリンに入り、ダブリンに3泊後、西部地方の中心都市のゴールウェイに2泊、アイルランドで二番目に大きい街のコークに2泊し、そしてダブリンに戻ってきました。
7月4日の今朝、ダブリンからフェリーでウェールズのホーリーヘッドに渡り、そこからはヴァージンアトランチックの列車でロンドン・ユーストン駅に着きました。
今は、ヒースロー空港近くのホテルで久しぶりにくつろいでいます。
あまりにアイルランドを知らなさすぎることに反省しています。
私が知っているアイルランドとは、U2とエンヤ、ケルト人とケルト文化そして英国の抑圧と多くのアイルランド移民がアメリカをはじめとして世界に散っていったことくらいでした。
実は、ダブリンに到着した日の夕方にマクドナルドでハンバーガーをパクついていた時に、一人のアイルランド女性が話しかけてきました。
少し話していると、彼女の友達が非常に日本のことに興味を持っていて、話をしてくれると喜ぶので呼んでもいいかとのこと。
断る理由もないのでOKすると、来たのが何とアイルランドの詩人でした。詩人では食べられないので、デザインや建築をしているそうですが、本業は詩人のつもりだそうです。
彼のウェブサイトのリンクがありますが、まことに詩人が作りそうなサイトです。
特に、サイト内のビデオが彼の本領を発揮したもののようです。
http://davidinteriors.wix.com/poetry
この47歳の女性と53歳の詩人と話が大いに盛り上がり、私がゴールウェイやコークを周遊後は、再会を約束しました。
これらの地域を周って、ダブリンに戻ってきてから、再び会い夕食を一緒にしたり、日中は博物館やダブリン市内を案内してくれました。
彼らは、実に日本の三島由紀夫などの作家、日本文化・芸術について、よく知っていましたが、私といえばほとんどアイルランドのことは知らないまま。
なぜ、アイルランドに来たのかの問に、昔の旅で知り合った人が、口々にアイルランドに行くことをすすめてくれたからというしかありませんでした。
ま、それはそれでしかたがないのですが、彼らが実によく、アイルランドの歴史、文化、宗教政治などに知識があることに驚きました。
もし、彼らが日本に来て、私が案内することになったとしても、日本の歴史や文化について説明することに自信がありません。
私をふくめて、一般的に日本人はあまり、自国の歴史や文化について知らなさすぎるような気がしました。
家庭、教育などのあり方が違うのでしょうか。
アイルランドで考えさせられました。