昨日の午前中は、1974年に住んでいたケンジントン地区のアパート(フラット)付近を散策しました。
40年近く前のアパートの建物はそのまま残っていましたが、周囲の様子は確実に変わっていました。
部屋の窓に面していた病院は、新しい居住施設になっていました。よく行っていた食料品店なども姿を消していました。
昼食には、ウナギを食べました。
ロンドン塔近くの下町情緒がある地域にあるF.COOKEという店です。
ウナギ専門店ではなくて、本来は「パイ アンド マッシュ」というミートパイとマッシュポテトの店です。
メニューにウナギもあるという感じです。
メニュー一覧は簡単で、「パイ アンド マッシュ」、「ホット イール」そして「ジェリー イール」の3つだけ。
イールは、英語でウナギのことです。
「ホットイール」は、熱い緑色のドロッとしたスープの中にぶつ切りのウナギが入っています。
スープの味がうすいのですが、それだけウナギの旨さを感じることができます。ウナギの小骨をとりわけるのが面白い経験です。
「ジェリー イール」は、透明なゼリーの中にボイルされたウナギのぶつ切りが入っているもの。
ゼリーはかすかに酸味を感じさせますが、ウナギの旨さはこちらのほうが優っています。
日本のうなぎの蒲焼等をイメージすると、言語道断の外観、味ですが、これはこれでなかなか美味しいものです。
下町の労働者達のスタミナ源として愛されていたものです。
名物の「パイアンドマッシュ」も食べましたが、素朴なミートパイにウナギと同じドロッとした緑色のスープがかかったものです。
ウナギもパイアンドマッシュも意外と味が淡白で、ペロッと食べてしまいました。
写真や動画もなくてすみませんが、いずれ、このウナギ料理とパイアンドマッシュは、稿を改めて掲載しますので、よろしくお願いします。