ロンドンは、無料美術館、博物館の宝庫です。
バッキンガム宮殿の衛兵交代やロンドン塔見物もいいのですが、知識と歴史、芸術の宝庫である美術館や博物館も是非訪れてほしいものです。
嬉しい事にロンドン、イギリスにある公設の美術館、博物館には無料のものが多いのです。
大英博物館、ナショナルギャラリーそしてヴィクトリア&アルバート博物館も無料です。
なぜ、イギリスの美術館や博物館は無料なのでしょうか。
◯ 理由
- 大英博物館が1759年の開設当初から現在まで無料なので、他の国営博物館、美術館もそれに習っている。
- 膨大な敷地と展示物を無料で公開できるのは、政府の補助金がある。
私が思うに、ロンドンの三大博物館・美術館は、大英博物館、ナショナルギャラリーそしてヴィクトリア&アルバート博物館ではないでしょうか。
2013年のイギリス旅行では、3館全部訪問しました。
しかし、私が一番好きなものは、何と言ってもヴィクトリア&アルバート博物館 Victori & Albert Museumです。
ヴィクトリア&アルバート博物館 Victoria and Albert Museum Photo by givingnot@rocketmail.com
この博物館は、工芸やクラフト好きの方にはたまらないと思います。
1852年に、若いデザイナーや芸術家を支援する目的で、工芸品や装飾品を集めた博物館として創設されました。
その後、1899年にヴィクトリア&アルバート博物館と改称され通称 V&A と呼ばれています。
アートとデザインに関する展示品でいっぱいですが、絵画ではイギリスを代表するコンスタブルが収蔵されています。
また、日本ギャラリーは、日本の美術工芸品のコレクションとしてはヨーロッパ最大の規模を誇っています。
その他にも、陶磁器の展示室、宝石の展示室も見応えがありますのでおすすめです。
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ヴィクトリア&アルバート博物館のカフェについて
広大な博物館で、膨大なコレクションを見ているとさすがに疲れます。
そんな時は、博物館内にあるカフェで一休み。
ヴィクトリア&アルバート博物館のカフェやレストランは世界初の美術館併設のカフェと言われています。
また、行かれると分かりますが、カフェそのものが高い芸術性に満ちあふれている空間となっています。
1階中庭奥のカフェスペースは4つに分かれています。
なお、カフェの場所は、Crommwell Roadの正門から入って、一番奥のGardenのそのまた奥にあります。
ヴィクトリア&アルバート博物館 Garden Photo by fmpgoh
◯ モリスルーム Morris Room
- アーツ&クラフツ運動のウィリアム・モリスがデザインした空間です。
- 後に非常に有名となったウィリアム・モリスが若い時に、公共の場のデザインを初めてしたのがこの部屋です。
◯ ギャンブル・ルーム Gamble Room
- 現代的なデザインの大きめの照明とクラシックなステンドグラス、テラコッタのタイル壁と豪華な部屋です。
- ギャンブルが行われた部屋ではなくて、ジェイムズ・ギャンブルという職人が仕上げた部屋なのでそう呼ばれています。
V&A Gamble room cafe ギャンブルルーム・カフェ Photo by Simon Gibson
◯ ポインター・ルーム Poynter Room
- 画家・デザイナーのエドワード・ポインター男爵がデザインをした部屋です。
- 日本の暖炉があり、壁一面にポルトガル伝統のアズレージョタイルがはられています。
◯ ドリンク・フードコーナー
- フードとドリンクが並ぶエリアに続く部屋です。
- モダンで白い部屋です。
- 私がスイーツとポットの紅茶を頂いたのがこの部屋です。
ドリンク・フードコーナー
実は、ヴィクトリア&アルバート博物館のカフェは、喫茶だけでなく食べ物も豊富に取り揃えています。
冷たいフード、サンドイッチ、スイーツ、温かいフードには、英国伝統のビーフパイ、フィッシュパイなどがあります。
それにワインも各種あるので堪能できます。
ぜひ、一度はヴィクトリア&アルバート博物館を訪れて、これらのカフェを楽しんでください。
◯ ヴィクトリア&アルバート博物館 Victoria and Albert Museum
V&A South Kensington
Cromwell Road
London SW7 2RL
+44 (0)20 7942 2000
Opening times
10.00 to 17.45 daily
10.00 to 22.00 Fridays