ロンドンのコベントガーデン、科学博物館そしてビクトリア&アルバート博物館について

ロンドンのヒースロー空港を7日の夕方19時35分に離陸して、8日午後3時の今はソウルのインチョン空港の待合室で福岡への乗り継ぎ便を待っているところです。

さすがにインチョン空港は、Wi-Fi、つまりインターネットに接続する環境も整っていて、待合室の長椅子でブログの記事を書くこともできます。

もちろん無料です。

Wi-Fiの環境とパソコンさえあれば、世界のどこでもインターネットができ、メールの送受信やネットサーフィン、ブログの執筆と本当に便利な世の中になりました。

さて、イギリス最終日となった昨日は、午前中はロンドン市内のコベントガーデンに行きました。

映画マイ・フェア・レディの冒頭に出てくる花市場とイライザとヒギンス教授が出会うセントポール教会の前のシーンが思い出されます。

花市場などは、現在はショッピングセンターになっており、多くの観光客で賑わっています。

また、セントポール教会は、私も誤解していたのですが、あの有名はセントポール大聖堂ではなく、コベントガーデンに隣接している小さな教会でした。

午後は、科学博物館とビクトリア&アルバート博物館に行ってきました。

どちらも、アパートから近くあり、おまけに入場無料ですから、土日の暇つぶしによく行っていた博物館です。

科学博物館は、艦船関係のモデルシップを含む膨大なコレクションがあります。今回も、一番にこれらを見たかったのですが、艦船の展示室は閉鎖してしまったとのこと。

それはそれで仕方がないのかもしれませんが、妙にすべての展示を簡素化してしまいました。

科学博物館は、艦船にかぎらず、自動車、鉄道、コンピュータ、通信機器、コンピュータなどのあらゆる科学分野の品物を膨大な質と量で展示していました。

ある意味、その分野のマニア垂涎の博物館でしたが、一般的な見学者のための博物館に成り下がっていました。

これも時代の流れでしょうか。がっかりしてしまいました。

一方、ビクトリア&アルバート博物館は健闘していました。

大英博物館は、一般的には歴史的に文化的に重要な遺産の展示をしていますが、ビクトリア&アルバート博物館は工芸品の展示をしています

世界中の名も知れない、しかし最高の技術を持った職人の遺産を展示していますが、展示の規模は大英博物館と勝るとも劣らないもので、展示物をひと通り見るためには、20キロメートル近く歩くことになるとも言われていました。

ある意味テレビ番組のお宝鑑定団の世界そのまんまです。しかも、偽物はほとんどありません。

今回私は、時間がなくて、陶磁器と宝飾品、家具の展示しか見ることができませんでしたが、科学博物館と異なり、その分野に興味を持つ人には堪えられない質と量を誇っています。

ぜひ、ロンドンにいらっしゃる機会があれば、大英博物館の見学もいいのですが、ぜひビクトリア&アルバート博物館をご覧になることをおすすめします。