ロンドンに限らず、イギリスの代表的な料理の一つがフィッシュアンドチップス Fish and chips です。
パブなどでもいただけますが、フィッシュアンドチップスの専門店の方が美味しそうな気がします。
ゴールデン・ハインド The Golde Hind について
さて、メリルボーン地区(Merylebone)にあるのがフィッシュアンドチップスの専門店「ゴールデン・ハインド The Golden Hind」です。
地下鉄のボンドストリート駅から、北に歩いて約7分位の所にあります。
ほぼロンドンの中心地近くにありますので、便利です。
ゴールデン・ハインドとは、黄金の雌鹿の意味がありますが、有名なのは1577年に建造されたガレオン船で、フランシス・ドレークが私掠船として使用したことです。
ロンドンでもかなり歴史のある店で、1914年創業ですからほぼ100年ん歴史があります。
店の中では、壁にかけられている黒板に次のように歴代の店主の名前と国籍が書かれています。
1914-1947 | Mr.Esposito | Italian |
1947-1955 | Mr.Morri | Italian |
1955-1994 | Mr.Schavetta | Italian |
1994-2002 | Mr.Stavrothendas | Greek |
2002- | Mr.christou | Greek |
ご覧のようにイタリア人が3代続き、ギリシャ人が2代続いています。
イギリスの伝統料理であるフィッシュアンドチップスの専門店が、イギリス人経営ではなくて、イタリア人とギリシャ人の経営であることがびっくりしますね。
また、店主がテーブルに広げてくれた日本語ロンドンガイドでは、かなり掲載されています。
それで、日本人の方も多く見えているようです。
私が行った時は、1人もいませんでしたが。
ゴールデン・ハインドのフィッシュアンドチップスについて
ゴールデン・ハインドのフィッシュアンドチップスの魚は、主にコッド(タラ)とハドック(タラの一種)です。
他にもロックサーモン、ハリバットなどもありますが、コッドかハドックで選べばいいと思います。
値段は、5ポンド~10ポンド程度です。
チップスには、大と普通があり大のほうで2.3ポンド、普通サイズは2ポンドですから、フィッシュアンドチップスは、7ポンドから2ポンド程度です。
魚も大と普通がありますから、その日の体調に合わせて魚の大きさとチップスの量のバランスを撮って注文できるのがありがたいと思います。
フィッシュのフライは、鮮魚を薄めのコロモでカリッと揚げて、中身の魚肉をふんわりと仕上げています。
ケチャップとタルタルソースが別な容器に付いてきますので好みの量をかけることができます。
また、グリーンピースをすりつぶした「マッシー・ピーズ」の付きあわせやアップル・クランブル、トリークル・スポンジやスポテッド・ディックなどのデザートは、イギリス伝統のものですでので、よろしかったらお試しください。
フィッシュアンドチップスの味も大変美味しいのですが、街中の庶民から愛されている小さな店ということからもおすすめしたいお店の一つです。
◯ ゴールデン・ハインド The Golden Hind
73 Marylebone Lane, London W1U 2PN
(020)74863644 /
12~15時、18~22時(土曜は夜のみ)
定休日 日曜
ナイツブリッジのパブでフィッシュアンドチップスのランチ付きテムズ川クルーズ
なかなか単独でフィッシュアンドチップスを食べに行くのはどうもという方には、高級なハロッズ百貨店があるナイツブリッジのパブでフィッシュアンドチップスがいただけるオプショナルツアーがあります。
その上、ロンドン塔やバッキンガム宮殿を訪れ、テムズ川クルーズも一緒に楽しめるツアーですがいかがでしょうか?