2013年6月19日の午後、コッツウオルズの小さな村、ブロードウェイにあるB&B Windrush HOuseに宿泊しました。
前日は、同じコッツウオルズのアッパースローター村にあるマナーハウスホテル、Lords of the Manorに滞在しました。
6月19日の朝に、Lords of the Manorをレンタカーで出発し、バイブリー、ボートン・オン・ザ・ウォーター、サイレンセスターと周り、Windrush Houseには、夕方近くに到着しました。
レンタカーには日本からポータブルのカーナビを持ち込んでいたので、ピンポイントでガイドしてくれて、簡単に着きました。
あらかじめ予約を入れていたので、Mrs.Kateさんから暖かい歓迎を受けました。
2階の部屋に案内されて、しばらくしたら1階に降りてくるように言われました。
案内されたように10分位して、階下に行きましたら、バックヤード(裏庭)に面したテラスにテーブルがあり、紅茶とシフォンケーキが用意されていました。
今回のイギリス・アイルランド旅行で、庭先でアフタヌーンティーの用意をしてくれたのは、ここB&B Windrush Houseだけでした。
通常、B&Bやホテルの部屋には、電熱ポットとティーバッグが用意されており、自分達で部屋で紅茶などを飲むのは可能ですが、このように部屋の外で無料で紅茶、加えてケーキまで提供してくれるのは英国でも珍しいことです。
テーブルには、赤い水玉のテーブルクロスが敷いてあり、ティーカップ、ソーサーそしてポットまで統一された白のセットです。
イギリスに限らず、紅茶をいただくときにはポットで抽出されるのが一番美味しいです。
ティーポットで適切に淹れられた紅茶は、ポットの中でジャンピングという茶葉がグルグル回ることでより美味しく紅茶ができるという寸法です。
ティーカップにティーバッグを入れるなど言語道断で、イギリスではほとんどポットに入った紅茶が出てきます。
ポットに入れる紅茶は、茶葉だけのものがベストですが、ティーバッグでもOKです。
寒い季節には、ポットの保温用にティーコージーと言う布製のカバーを掛けることもありますが、Windrush Houseでは、夏でもあったことからティーコージーはありませんでした。
普通イギリスのアフタヌーンティーと言えば、ティースタンドと呼ばれる3段式のトレイに、キューカンバーサンドイッチなどのサンドイッチ類、クロテッドクリーム付きのスコーン、ケーキ類などが日本では連想されますが、これはロンドンの高級ホテルのティールームなどで提供されるもので3,000円位もかかるものです。
田舎の村のB&Bなどでのアフタヌーンティーは、紅茶とケーキがあれば十分でしょう。
Windrush Houseのケーキは、キャロット(人参)のシフォンケーキでした。
アフタヌーンティーのテーブルの前には、バックヤード(裏庭)が緑豊かに広がっています。
Windrush Houseのバックヤードは、普通のB&Bにしては、長大なものでびっくりしましたが、Kateさんの話では、このバックヤードは2分割すれば、もう1軒家が建つほどの大きさなので将来は半分売却するかもしれないとのことでした。
丘陵が広がるコッツウオルズの静かなブロードウェイ村のB&Bの庭で、ゆっくりアフタヌーンティーを楽しむことができる・・・
これ以上の至福があるでしょうか。
Station Road, Broadway WR12 7DE, England
010 44 1386 853577
E-mail info@windrushhouse.com