海外でインターネットを通じて、ノートパソコンやiPad等を利用するには方法は次の3通りだと思います。

一番目は海外ローミング、2番めは日本でWi-Fiルータをレンタルして持参する、3番めはロンドンでWi-Fiルータをレンタルするかです。

海外ローミングとは、国内で契約しているドコモやauなどの通信事業者を通じて、海外(現地)の提携事業者の設備を利用してインターネットが利用できるようにすることです。
メリットは、海外でも日本で使っているWi-Fiルーターが利用でき、決済なども毎月の通常の料金と一緒に引き落とされ、面倒くさくないことです。
デメリットは、パケット料金が多額になることがあり、いわゆる「パケ死」するおそれがあることです。

2番目の日本でWi-Fiルーターをレンタルしてロンドンに持参するですが、国内で契約している通信事業者を使わず、海外・現地でのローカルネットワークを使います。
1日いくらの定額料金で、大体、1,000円前後から2,000円くらいまでの料金ですから、10日間旅行する場合は、10,000円から20,000円くらいになります。

3番目のロンドンでWi-Fiルーターをレンタルするですが、これが最も料金的には安く上がると思われますが、なにせあまり情報がありません。
仮にレンタルするとしても、店とのやり取りは英語だろうし、ルーターの設定もどうやってよいかわからず不安です。
将来的には、現地でのWi-Fiレンタルがもっと便利で使いやすくなればと思います。

以上3点を検討した結果、今回のロンドン・イギリス旅行では、2番めの国内でWi-Fiルーターをレンタルし持参する方式とします。

そこで、ロンドン・イギリス旅行用のWi-Fiルーターを国内でレンタルしてくれる事業者の主なものは次のとおりです。この他にもありますが、一応この3社に絞っています。

テレコムスクエア

グローバルWiFi

グローバルデータ(イモトWiFi)

まず、チェックしなければならないのは、福岡空港で受け渡しができるかどうかです。

テレコムスクエア 福岡空港OK 8:00~18:00 返却ボックスあり

グローバルWiFi 福岡空港OK 8:00~22:00 返却時間

グローバルデータ(イモトWiFi) 福岡空港無し  

ここで、グローバルデータ(イモトWiFi)は、福岡空港で受け渡しができないため、除外します。

次に、イギリスとアイルランドで使用するときの料金比較です。

テレコムスクエア 欧州周遊       1日 1,200円 定額 保険 210円 or 315円

グローバルWiFi ヨーロッパ周遊Bプラン 1日 1,270円 定額 保険 210円 or 315円

問題点は、テレコムスクエアは、周遊型の割引がないこと。

福岡空港設置のテレコムスクエアの返却ボックスは、飛行機が20時に到着する場合に使用できるのかどうかについては、国際線就航時間中であれば、職員がいなくても返却ボックスに投入すれば大丈夫とのこと。

グローバルWiFiのヨーロッパ周遊Bプランは、アイルランドが入る場合長期プランに該当するのかどうかサポートに電話しましたが、長期プランにアイルランドは該当しないとのこと。

テレコムスクエアの、欧州周遊では、全体で1Gを超えない通信量という限定があり、通常YouTubeなどの動画を40分くらい視聴すると1Gを超え、それ以降は使用できなくなり、かつレンタル料はそのまま1日定額で加算されるとのこと。

テレコムスクエア公式サイトのFair Usage Policy (データ通信の公平な利用のための方針)による通信会社のパケット利用制限)によると、具体的な数値では示されていませんが、動画の閲覧、ネット通話、大容量ファイルのダウンロード、オンラインゲーム等は極力控えるように書かれています。

電話でサポートに問い合わせたところ、テレコムスクエアの、欧州周遊では、全体で1Gを超えない通信量という限定があり、通常YouTubeなどの動画を40分くらい視聴すると1Gを超え、それ以降は使用できなくなり、かつレンタル料はそのまま1日定額で加算されるとのこと

これは、テレコムスクエアの制限ではなく、イギリス、アイルランド等の規制であるとのこと。

全体で1Gなので、旅行期間を24日とすると、前後2日は国際線移動日とすると、22日が利用期間で、そうすると!G÷22日=45Mbが1日平均の許容通信量となります。

このくらいだと、メールやインターネットの閲覧、ブログ記事のアップくらいは問題ないとのこと。

ただ、細かい所では、インターネット検索は、YhooよりもGoogleの方が消費量が少ないとのこと。

一方、グローバルWiFiの方は、全体の許容量が100Mbとテレコムスクエアの10分の1と少なく、動画も10分ほどの閲覧でアウトになるとのこと。

動画をどうしても見たければ、1日当たり2,400円のビジネス世界周遊をおすすめしますとのこと。

ということで、全体許容量が100MbのグローバルWiFiはこの時点で除外となり、残ったのは全体許容量が1Gのテレコムスクエアになりました。

また、余談ですが、今ロンドンには無料WiFiスポットができています。
一つは地下鉄のWifi
通信会社 Virgin Media が行っている Virgin Media WiFiが
ロンドンの主要な地下鉄駅内で利用できます。
利用方法も簡単で上記SID”Virgin Media WiFi”に接続し
WEBブラウザを起動しメルアド登録→Virgin MediaのHP経由で自由にWifiが利用できます。
ただし、こちらはパラリンピック後に有料になるとかならないとか。現在はまだ無料のようです。
http://my.virginmedia.com/wifi/index.html

もう一つはロンドンの特にウエストエンド地区周辺(リージェントストリート、オックスフォードストリート、トラファルガーやピカデリー周辺、コベントガーデンでも利用できるWifi。
会社は携帯の「O2」(オーツー)が運営。
初期登録が必要で、登録後Textメッセージを受信してそのメッセージから接続することで利用開始することができます。
こちらはパラリンピック以降も無料利用可能との事。
http://www.telegraph.co.uk/technology/news/9423334/O2-brings-more-free-WiFi-to-London.html