まず、コッツウォルズ Cotswolds の説明ですが、ロンドンから西の方にある丘陵地帯のことで、車で2時間くらいで行くことができます。

コッツウォルズとは、「羊の丘」という意味があり、古くは羊毛で栄えた地域です。

しかし、現在では開発から取り残された地域となっており、それが逆に古いイングランドの面影を残していることから、その景観を活かした観光が近年盛んになっています。

特にコッツウォルズの建物は、黄色みを帯びた「蜂蜜色の石」ライムストーンを使用しており独特の美しい雰囲気を醸し出しています。

この地域には、小さな村が点在しており美しいことから私は非常に気に入っており、今回で3度目の訪問になりました。

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マナーハウス Manor House とは、中世の荘園(マナー)で、貴族やジェントリー(郷紳)に属する地主等が所有していた邸宅のことを言います。

イギリスには、このマナーハウスが数多く残っており、これらの一部がホテルとして営業しています。これらをマナーハウスホテルと言います。

Lords of the Manor

今回のイギリス・アイルランド旅行の目的で、ナローボート乗船と並ぶのがマナーハウスホテルの宿泊でした。

まず、ナローボート乗船の予約を6月20日~21日に入れましたので、その前後にコッツウォルズのマナーハウスホテルの予約を入れることにしました。

以前、2回ほど宿泊したことがあるカースル・クーム Castle Combeという村の「The Manor House Hotel」に予約を入れようとしましたが、あいにく満室でした。

そこで思い出したのが、Upper Slaughter村にある「Lords of the Manor」でした。

Lords of the Manor Hotel

これはだいぶ前の話になりますが、NHK BSでコッツウォルズから生放送という番組で登場したのがこのマナーハウスホテルでした。

メールで問い合わせると、18日なら空いているとのことで予約を入れました。

Lords of the Manorの歴史は、1640年頃までさかのぼります。当初は、小さな館でしたが年を経るごとに増築や改築がなされました。

Lords of the Manor Hall

当主のSlaughter家は、「ぬかるみ」や「湿地」を意味するSclostreからその名前を取ったものですが、あの悪評高いヘンリー8世からこの館を買い取りました。

その後、Witts家が当主となりますが、このWitts家が初めてUpper Slaughter村の教区長と領主となりました。

1913年には、Witts家の当主は、少佐となりボーア戦争や第一次世界大戦に参加しました。

第二次世界大戦中は、館は軍に接収されました。

Lords of the Manor Reception

1972年に、Witts家により館はホテルになりましたが、Wits家の当主は、今でもUpper Slaughter村に住んでいます。実はLords of tha Manor の横に大きなマナーハウスがありますが、ここに住んでいるのではないかと思われます。

1985年には、Witts家は、ギネスグループを乗っ取ろうとしたり、大きなスーパーマーケットSafewayを所有しているGulliver家にホテルを売りました。

そして1997年には、Munir家がホテルを所有することになり、2008年には全てのベッドルームの改修を行なって現在に至っています。

つまり、1640年から1985年まで、領主のWitts家の館として続いてきたマナーハウスです。

このマナーハウスには、5部屋ほどありますが、私たちは「Lords Rooms」という部屋に泊まりました。

ホテルの部屋の中でも一番大きい部屋で、しかもホテルの前の広大な庭が一望できるおそらくベストな部屋でした。

ホテルの周囲は、Upper Slaughter村ですが、森や木立以外には人家もほとんど見えず、いつも小鳥のさえずりが聞こえるというまさにこの世の極楽のようなホテルでした。

なお、コッツウォルズ地方は、かなり公共交通機関が不便なので、ロンドンからは日本語ガイド付き日帰りツアーなどを利用された方が、言葉の不安がある方やあまり時間がない方は便利だと思います。

ロンドン発 コッツウォルズツアー
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